住宅ローンのCMなどで、最近よく耳にするようになってきた『フラット35』。
聞いた事はあるけど、実際何の事だかわからない、という方も多いのではないでしょうか。
住宅ローンの金利タイプは大きく分けると変動金利、固定金利、固定金利選択型があります。
一般的に銀行や信用金庫等で住宅ローンを組む場合、たいていは固定金利選択型になります（超低金利の現在、変動金利はメリットが少ない）。
固定金利選択型だと、一定期間は固定金利ですが、その後は金融情勢によって金利が変わってしまうというタイプです。
例えば5年固定にしたところ、5年の間に金利上昇になってしまえば、5年経過した時に再選択もしくは変動金利にするとかなりの高金利になってしまうこともあります。
長く続く不景気の為、5年程度で好景気になるとは考えられませんが、未来の事は分からないので、絶対ないとも言えないのです。
そのため、安定した返済をしたいという方は借入期間中全て固定金利というのが理想です。
返済期間が10年、15年くらいであれば、固定金利期間が終了してから数年で完済になりますし、その頃には残金も減っているので金利が高くなっても大きな負担になる事は少ないです。
ただ、20年、30年、35年と長期間にわたって支払っていくという場合はやはり怖いです。
フラット35は住宅金融支援機構と民間金融機関が提携して提供している長期固定金利住宅ローンの事です。
そのネーミングからもわかるように最長35年まで固定金利OKなのです。
そのため借り入れ期間中景気に左右されず常に一定の返済額となるのです。
もちろん、金利が低くなれば損をした、と感じるかもしれませんが、今は非常に低金利ですから、これ以上金利が低くなるという事はあまり考えられません。
そのため今長期間の住宅ローンを組むならフラット35がオススメかも。