住宅ローンを契約した方は誰でも、できるだけ早く完済したい、もしくはもう少し毎月の支払い額を減らして生活を楽にしたいと思うものです。
そのためには、返済期間中に繰上返済をするという方法があります。
繰上返済をすれば、その分だけ返済期間も少なくなりますし、毎月の支払い額を減らすこともできます。
もし、お金に余裕がある時には貯金をしておくのではなく、繰上返済をしたほうがいいでしょう。
ただ、繰上返済は何度おこなっても構わないのですが、実は住宅ローンによっては、繰上返済をする際に手数料がかかってしまうことがあるのです。
その額は返済する額や金融機関によっても異なりますが、1回あたり数千円から数万円かかる場合もあります。
もちろん、その手数料を考えても、それ以上に利息が大幅に少なくなるのであれば、是非繰上返済をしたほうがいいでしょう。
ですが、繰上返済額がそれほど多くない場合、手数料のほうが削減される利息よりも高くなってしまうことも…。
それでは繰上返済する意味がありません。
そのため、繰上返済はむやみにおこなわないほうがいいでしょう。
それよりもまとまったお金が貯まるまでがまんしておき、そこでようやく繰上返済をしたほうがいいです。
例えば同じ100万円の繰上返済をするとして、1回で100万円返済するのと、3回に分けたのでは、手数料が3倍も違ってくるのです。
もし、繰上返済を頻繁におこないたいのであれば、手数料の低い金融機関を選ぶのもひとつの方法です。
今は繰上返済手数料無料というところもあるので、そういうところなら気にせず少額でも返済して構いません。