住宅ローン選びのポイントとしては、いろいろなポイントがあるものですが、最も重要視したいところが金利でしょう。
金利はその時の経済情勢によって異なりますが、それ以外にも融資をする金融機関によっても変わってくるのです。
「金利なんてどこも大差ないだろう」と思う方も多いかと思います。
確かに、住宅ローンの金利とフリーローンやカードローンなどの金利を比べれば10%以上の金利の差があるものですが、住宅ローンそのものだけを金融機関ごとに比較しても大きな変わりはありません。
変わっても1.0%程度のようなものかもしれません。
「その程度の差なら、スタッフが感じのいいところにしよう」という考えも湧いてくるかもしれません。
ですが、フリーローン・カードローンなどのように少額、短期間での融資なら大きな差がでてきませんが、住宅ローンとなれば高額、長期間融資となるため、たとえわずか0.1%の差でも大きな差額になってしまうのです。
例えば、2,000万円を30年で返済するとします。
もし、2.0%金利だった場合、元金を含めた総支払い額は約2,702万円、それがもし0.1%だけ金利が高くなったとしたら総支払い額は約2,738万円と、わずか0.1%でも36万円もの利息の差がでてきてしまうのです。
仮に1.0%高くなれば、総支払い額は3,052万円となり実に350万円も差が出てくるのですから、その差は歴然かと。
そのため、少しでも早く完済したい、毎月の返済額を少しでも少なくしたいという場合には、金利がいくらなのかをしっかり見極めましょう。