住宅ローンでは、安定した収入が得られる職業に就いているか、という点が重要視されます。
ただ、たとえ同じ職種であっても、10年、20年と安定して収入が得られるかどうかは大きく違ってくることがあります。
それは、どこに勤務しているのか、その勤務先によって違うのです。
長い間安定した業績をあげている一流企業や有名会社に勤めている方であれば、今後も長期間に渡って安定収入を得られることが見込めますが、同じ会社員だったとしても、業績赤字が続き、リストラを頻繁におこなっているような会社に勤務している方であれば、たとえ前者と年収が同じだったとしても、数十年後まで、その給与を頂けているかどうかも不安になるでしょう。
数十年後も働いていればまだいいですが、リストラにあってしまうリスクもありますし、会社自体が倒産してしまう可能性も十分に考えられます。
そのため、後者のような職場に勤務していれば、同じ会社員といえども安定した収入を得られる可能性が低く、審査も厳しくなってしまうことでしょう。
住宅ローンの審査では、勤務先も記載する項目もありますし、実際そこに勤務しているかどうかの在籍確認もおこなわれます。
そのため、勤務先を偽ってもばれてしまいます。
やはり審査に有利なのは職場がなくなることもリストラにあう心配もない公務員がいいでしょう。また、一流企業に勤めている方は、中小企業に勤めている方よりも審査は有利になるかもしれません。