いくら年収が高くても住宅ローンの審査をクリアできないケースがあります。
それはこれから借りる予定の住宅ローンの他に借入金があるのか、そしてその額はどれくらいになるのか、という点です。
もちろん、他の借入金はなければないほうがいいのですが、たとえ他に借入金があったとしても、借入金があるからという理由で審査で落ちてしまう、というわけではありません。
あくまで他の借入金がいくらあるのか、そして毎月どれくらいの返済額で、何年かかって返済するのかという点が重要になるのです。
簡単に言ってしまえば、もし住宅ローンを組んだ場合、他の借入金の返済も含めて、毎月しっかりと返済できる額であるのか、返済しても生活にある程度余裕が持てる程度であるのかがポイントになります。
極端な話、他の借入金の返済が毎月1万円、融資してもらう住宅ローンの返済が5万円、月収は20万円であれば、生活費や光熱費などを必要経費を差し引いても生活に余裕があるだろうと判断できます。
ところが他の返済額が5万円、住宅ローンの返済も5万円だったとすると、月収が同じ20万円だったとしても、返済は前者よりも厳しくなると想定できますので、審査は厳しくなってしまうことでしょう。
中には他の金融機関からの借入金は伝えなければわからないだろうと、他の借入金はゼロと偽る方もいますが、こういった情報は金融機関で共有できるようになっていますので、たとえ偽ってもすぐにばれてしまうので意味がありません。